別荘の解体工事

別荘は人気薄

別荘の所有者でない人なら不思議がるかもしれませんが、意外と別荘の解体を思案していらっしゃるオーナー様が多いらしいのです。 バブルと騒がれていた時代に多くの方が避暑地に別荘を建てましたが、その景気も長くは続かず、今では誰にも使われない別荘があちこちに残っているのです。 軽井沢に別荘を所有しているんだ、と自慢げに話をしていたのも遠い昔、今では管理されずに放置されたままになっている、なんて物件も少なくはありません。 避暑地ですので自宅から遠く離れており、頻繁に足を運べる距離でもなくもう何年も使っていない、そんな別荘の所有者は「もう解体しちゃおっかな」と考えるのです。 ずっとろくに管理もされておらず空き家のように何年もほったらかしにされているので、売り物件としてもそんなに高値は期待出来ない、 建物自体の価値もほとんどない状態なので、とりあえず解体しておこうというわけです。

資産価値の下がった別荘を解体する

年代物の建物でもそこで生活する者がおり、メンテナンスをしていればそう簡単にボロボロにはなりませんが、何年も人が足を踏み入れていないようでは 傷みも激しく廃墟も同然で、建替えなり大規模リフォームをしないと買い手はなかなかみつかりませんので、とにかく一旦解体工事でリセットする必要があるのです。 何年かに1回は使っているよ、という状態でもめったに手入れがされないので損傷具合は決して遅くは無く、オーナーは困ってしまうのです。 避暑地は涼しい場所に建てられますので、冬にはけっこうな積雪となることも経年劣化を早める原因となりますし、最悪の場合は誰も雪下ろしをしないので屋根が潰れてしまうこともあるのです。 スキーが出来そうなくらい雪が降る土地で、一冬まるまる誰もお手入れをしなければ、そんなアクシデントがあってもおかしくはありません。 空から降ってくる雪からは想像もできませんが、積もっている雪はけっこうな重量があるので民家の屋根くらい簡単に破壊してしまうのです。 もし自分の所有する別荘がそうなったらどうするか、あまり使用されないセカンドハウスですし修理をして元通り復元するのはお金が勿体ないな、 また来年屋根が落ちてしまうかもしれないしこのままでいいや、となる確率は低くありません。 そうなるともう野ざらしで廃墟へとまっしぐら、やがては解体するしかなくなります。 そんな方が増えているのか、別荘の解体工事を依頼される機会が増えているのです。 昔は冬が到来したらスキーやスノーボドに興じていたから別荘も便利に使っていたけど、体力も衰えてきたしもうどんなに雪が積もっても心がざわつくことはない、 しばらく使っていないし今後も予定はないし、と決心をして、解体業者に連絡をするのは別荘オーナーの宿命なのかもしれません。 自分が住んでいる建物、あるいはその近隣ならば業者選びも簡単でしょうが、 別荘のように遠方にある建造物の場合はどうすればいいのでしょうか。 自宅の近所の業者に依頼してもその解体業者がそこまで重機を運ぶのは大変ですし、別荘のある地域の業者に下請けに出すことがほとんどのようです。 その場合紹介料、中間マージンとして解体工事をしない業者にも取り分が発生するので、工事費用の総額は高くなってしまいます。 これは業者探しを簡単に済ませられる利点はありますがあまり得策ではないので、現地に近い業者を探して最初からそちらに直接依頼をしたほうがいいでしょう。 どれくらいの費用差が出るのか、金額で表現するとおそらく数十万円はお得になるので、伊豆高原の別荘なら静岡県の解体業者を、 箱根の別荘なら神奈川県の解体業者を自分の手で探す努力をしてみましょう。 自宅が愛知県にあるから地元の解体業者に山中湖にある別荘の解体工事を依頼した、では無駄な費用が上乗せされて請求されますので、無駄遣いも甚だしいです。 ゴミ屋敷の清掃程度ならトラックだけ移動させればいいので遠方でもその業者が請負うでしょうが、作業に大型重機を用いる解体工事の場合、 何百キロも移動させるだけでもかなり大変です。なので現場に近い業者を選びましょう。

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